ご挨拶

公立阿伎留医療センターは西多摩保健医療圏に位置し、大正14年4月10日に開設され、創立97年の歴史を持つ秋川流域における地域医療の中核病院です。大正11年6月9日に「西秋留村外四ケ町村組合」が設置され、その後伝染病院として開院されました。現在は、あきる野市、日の出町、檜原村の3市町村を構成団体とし、地方自治法上の特別地方公共団体「阿伎留病院企業団」が病院運営を行っています。
令和2年に始まったコロナ禍において、当医療センターは地域の方々や行政の皆様とともに、発熱外来・コロナ専用病棟の設置からコロナワクチン接種まで幅広い感染症対策に積極的に取り組んでまいりました。また、このような困難な状況にあっても通常診療をできる限り維持できるよう、全職員が一丸となって医療の質と安全の確保のために努力を続けております。
令和4年4月1日より、荒川泰行前企業長兼院長の後任とし、当医療センターの運営に携わることとなりました。当医療センターは今年度も多くの新たなスタッフを迎え、コロナ禍とポストコロナに立ち向かう体制をさらに整え、初期研修医をはじめとする新任スタッフの研修にも積極的に取り組んでまいります。また、最新のデジタル・トランスフォーメーション(DX)時代に積極的に対応し、正確・詳細・迅速な院内外の情報共有体制の確立をさらに推し進めていきます。今後とも、皆さまのこれまで同様の暖かいご指導、ご支援をお願い申し上げます。
令和4年4月
阿伎留病院企業団企業長・公立阿伎留医療センター院長
根東 義明