ご挨拶
土曜日・日曜日・祝日・年末年始
(12月29日〜1月3日)
ご挨拶
私は2021年に日本大学・血液・膠原病内科を退任し、その後、同年4月から当センターの非常勤臨床顧問、昨年6月からは院長として関わってまいりました。また、それ以前より、日本大学旧第一内科医局長として当院への医師派遣にも携わり、秋川流域の素晴らしさと地域医療の重要性を深く認識しております。この地域の皆様に貢献できることを大変光栄に思い、全力で取り組んでまいります。私が目指す医療について改めて述べさせていただきます。私たちの目指すべき医療は、患者様と医療従事者が共に病気と向き合い、支え合う姿勢です。私たちは「患者様と共に、地域と共に」という理念を掲げ、心の通う医療の提供を目指してまいります。
また、根東前企業長が推進してきた医療DX(デジタルトランスフォーメーション)にも引き続き注力してまいります。当センターは、日本の病院の中でも特に先進的なDXの導入を進めており、私もその推進に全力を尽くします。しかし、医療の進歩は単に技術革新に依存するものではありません。アメリカミネソタ州のメイヨ-・クリニックには「最先端でありながら、最もアナログな医療を提供する」という名言があります。私たちはこの精神を大切にし、最新技術の導入と同時に、人間味あふれる温かな医療の提供にも力を注いでまいります。最先端のデジタルトランスフォーメーション(DX)とアナログトランスフォーメーション(AX)を融合させ、「この病院にかかって良かった」と感じていただける医療機関を目指します。
私たちの使命は、単に医療を提供することにとどまらず、地域の健康と命を守ることにあります。この責任を果たすために、職員一同、心をひとつにし、次の100年に向けてより良い医療機関へと発展させてまいります。引き続き、皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和7年4月
阿伎留病院企業団企業長
公立阿伎留医療センター院長
武井 正美
理念・基本方針・行動規範
基本方針
1.患者中心の医療の確立
患者の権利・尊厳を大切にし、安心・安全・納得の得られる全人的医療を提供します。
2.医療の質の維持・向上
根拠に基づいた高水準の医療を実践し、医療の質の維持・向上に努めます。
3.地域医療の連携と機能分担の推進
地域の中核病院として、医療・保健・福祉施設との連携と機能分担を推進し、地域と社会に貢献します。
4.医療環境の改善
職員が働きやすく、豊かな人間性と高い倫理性に満ちた医療環境をつくります。
5.健全経営の確保
公営企業の本旨を発揮し、経営の効率化と健全化を図り病院の自立に努めます。
公立阿伎留医療センター行動規範
1 秋川流域皆様のための医療
私たちは、当医療センターを受診される患者さんのみではなく、秋川流域に関係する皆様の命と健康を守るために努めます。
2 法令遵守
私たちは、地方公務員法の精神に則り関係法令、企業団・医療センター内諸規程を遵守します。
3 人権の尊重
私たちは、企業団・医療センターに関わる全ての人たちの人格、人権を守るべく不断の努力を行い、多様性ある個人をすべからく尊重することを誓います。
4 情報公開
私たちは、適正な医療、経営に関わる情報を公開します。
5 地方公務員・医療従事者としての情報管理
私たちは、地方公務員法、個人情報保護法その他関連法に基づき、業務上知り得た個人に関わる情報を厳格に保護し、適切に管理します。業務上知り得た情報を現役・退官後に関わらず、本法人以外に漏洩はいたしません。
6 風通しの良い組織運営
私たちは、業務遂行にあたり忖度、自己都合、無関心に陥らないことを誓います。
7 構成自治体との密な連携
私たちは、あきる野市、日の出町、檜原村と密に連携し、良質な医療を継続的に提供可能な体制を維持します。
8 持続可能な環境への配慮
私たちは、SDGsの精神のもと、限られた資源を有効に活用し、環境負荷を減らして、持続可能な社会に向けて貢献します。
9 適正な資産運営管理
私たちは、公立医療機関の使命を常に心に留め、秋川流域住民の皆様に支えられていることを認識し、本企業団・医療センターが有する資産を適正に適用、管理します。透明性、公正性、効率性を旨とし、決して不正を許しません。
10 良識と倫理観の遵守
私たちは、企業団・医療センターの運用において良識と倫理観を常に意識し、地域住民の皆様の健康と命を守ります。
概要・沿革
病院概要
- 所在地
- 東京都あきる野市引田78番地1
- 開設者
- 阿伎留病院企業団(アキルビョウインキギョウダン)
- 施設名
- 公立阿伎留医療センター(コウリツアキルイリョウセンター)
- 施設管理者
- 院長 武井 正美
- 電話
- 042-558-0321
- FAX
- 042-559-5734
- 敷地面積
- 32,211,23m²
- 延床面積
- 28,035m²
- 構造階数
- 本館 RC・S造 地上6階地下1階
別館 RC 地上2階
多目的棟 鉄筋造 地上2階
- 診療科目
- 内科、神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、腎臓内科、リウマチ科、小児科、外科、乳腺外科、呼吸器外科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、歯科口腔外科 計22科
その他に院内標榜科目として、総合内科、生活習慣病内科、救急科、緩和治療科があります。
- 診察受付時間
- 午前8時00分〜午前11時30分(月曜日〜金曜日)
- 休診日
- 土曜・日曜・国民の祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)
- 病床数
- 305床
- 一日平均患者数
- (外来) 579.2名
(入院) 157.6名
- 平均在院日数
- 12.4日
病院の沿革
- 大正12年
-
- 6月9日
- 西秋留村、多西村、平井村、増戸村及び五日市町の五ケ町村により「西秋留村外四ケ町村病院組合」を設立し、東京府より設置許可を受ける。
初代管理者には西秋留村長の瀬沼利氏が就任。
- 大正13年
-
- 12月21日
- 西秋留村引田字阿伎野13番地に伝染病院を建設し、落成式を挙行。
- 大正14年
-
- 4月10日
- 単独伝染病院を開院(伝染病床21床)。
初代院長には東京府立駒込病院より犬塚道夫氏が就任。
- 昭和8年
-
- 11月3日
- 東秋留村及び大久野村の組合加入を契機に組合の名称を「阿伎留病院組合」に改める。
- 昭和27年
-
- 3月27日
- 一般6床、結核114床、伝染55床に変更。
- 昭和28年
-
- 4月1日
- 産婦人科、整形外科、眼科を開設する。
- 昭和29年
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- 4月1日
- 一般12床に変更する。
- 昭和31年
-
- 5月31日
- 一般14床、結核114床、伝染55床に変更する。
- 昭和33年
-
- 7月4日
- 一般39床、結核114床、伝染43床に変更する。
- 昭和34年
-
- 4月1日
- 一般5床増床する。(個室)
- 昭和35年
-
- 6月1日
- 一般49床、結核114床に変更し、伝染34床を一般に転用する。
- 昭和36年
-
- 4月1日
- 一般10床増床し、伝染21床を一般に転用する。
- 7月1日
- 結核42床を一般に転用する。
- 8月15日
- 一般92床、結核73床、伝染34に変更する。
- 昭和37年
-
- 6月27日
- 一般病床増床し、一般102床、結核73床、伝染34に変更する。
- 昭和42年
-
- 6月21日
- 一般病床増床し、一般132床、結核56床、伝染34に変更する。
- 昭和44年
-
- 12月1日
- 一般病床8床増床する。
- 12月4日
- 一般140床、結核56床、伝染34床に変更。
- 昭和45年
-
- 8月7日
- 医療施設・設備の改善のため3ケ年計画で新病院建設に着手。
- 昭和46年
-
- 1月15日
- 防音改築第1期工事完了(躯体工事)。
- 昭和47年
-
- 3月31日
- 防音改築第2期工事完了。
- 5月27日
- 秋多町引田78番地の新病院に移転し、診療業務を開始。
- 昭和48年
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- 3月31日
- 防音改築第3期工事完了。
- 昭和50年
-
- 3月20日
- 伝染病隔離病舎改築工事完了。(病床数20床)
- 昭和53年
-
- 2月28日
- 結核病棟廃止許可。
- 3月13日
- 結核病床56床を一般に転用。
- 昭和58年
-
- 4月14日
- 「総合病院」の承認。
- 昭和59年
-
- 12月3日
- 全用CTスキャナー導入。
- 昭和63年
-
- 3月15日
- 新館増築工事完了。
- 12月15日
- 本館改修工事完了。
- 平成2年
-
- 3月31日
- 伝染病隔離病舎廃止(伝染24床減)、一般病床196床。
- 7月10日
- 伝染病隔離病舎の廃止に伴い、東館病棟増改築工事着手。
- 平成3年
-
- 2月28日
- 東館病棟増改築工事完了。
- 4月1日
- 東館病棟開棟する(開放型病床含む)、一般病床196床。
- 5月22日
- 本館2階病棟を血液透析室に改修する工事着工。
- 8月7日
- 東館病棟にリハビリ専用病床29床許可。
- 10月1日
- 血液透析室開設。
- 平成4年
-
- 10月31日
- 作業療法室改修工事完了。
- 平成5年
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- 1月25日
- 看護学生控室・食堂増築工事完了。
- 平成7年
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- 6月29日
- 放射線科・手術室増改築工事一部完了(放射線科部分)。
- 7月17日
- MRI(1.5テスラ)の導入。
- 12月8日
- 放射線科・手術室増改築工事完了。
- 平成8年
-
- 6月17日
- コンピューテッド・ラジオグラフィー(CR)の導入。
- 7月31日
- 高速らせん型全身用CTスキャナーの導入。
- 平成9年
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- 4月1日
- 阿伎留病院組合将来構想検討委員会設置。
- 8月26日
- 多目的血管撮影装置の新設、X線テレビ装置の増設。
- 8月26日
- 東京都災害時後方医療施設・災害拠点病院(国)の指定。
- 平成10年
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- 3月24日
- 将来構想検討委員会が将来構想の答申書を管理者に提出。
- 4月23日
- 病院整備事業用地の一部を先行取得。
- 平成11年
-
- 5月8日
- 歯科口腔外科人工歯根治療(インプラント)開始。
- 6月18日
- 公立阿伎留病院建設検討委員会を設置。
- 平成12年
-
- 6月30日
- 公立阿伎留病院病院整備事業基本計画完了。
- 平成13年
-
- 3月31日
- 公立阿伎留病院病院整備事業基本設計完了。
- 6月1日
- 眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、歯科口腔外科において院外処方せんの発行を開始する。
- 9月1日
- 神経内科を標榜する。
- 9月1日
- 産婦人科において、土曜日の妊婦予約診療を開始する。
- 10月1日
- 脳神経外科外来において、「もの忘れ外来」を開設する。
- 平成14年
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- 4月1日
- 外科系診療科の院外処方開始する。
- 6月10日
- 公立阿伎留病院病院整備事業内容の見直し(404床→380床)。
- 9月30日
- 病院開設許可事項変更許可(500床を380床に変更)。
- 10月18日
- 病院整備事業計画の見直し(病床規模の変更・380床を300床程度)。
- 12月9日
- 公立阿伎留病院経営改善計画の策定。
- 平成15年
-
- 4月1日
- 内科系診療科の院外処方開始する。
- 10月30日
- 単独型臨床研修病院の指定を受ける。
- 平成16年
-
- 3月31日
- 公立阿伎留病院病院整備事業実施設計完了。
- 5月1日
- 単独型臨床研修病院として医師臨床研修を開始する。
- 7月7日
- 公立阿伎留病院建設工事に着手。
- 平成17年
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- 8月22日
- 財団法人日本医療機能評価機構から病院機能評価(Ver4.0)の認定を受ける。
- 平成18年
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- 3月31日
- 公立阿伎留病院建設工事竣工。
- 8月1日
- 病院の名称を「公立阿伎留医療センター」に改め、新病棟をオープンする。(6階西病棟を除く7棟・266床)
- 8月1日
- 緩和ケア病棟を開設する。
- 8月1日
- 病院情報システム(電子カルテ等)開始する。
- 11月1日
- 院内助産所及び助産師外来開設する。
- 平成19年
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- 5月31日
- 外構工事(駐車場整備)竣工。
- 7月1日
- 6階西病棟(44床)の使用を開始する。(310床)
- 7月1日
- 消化器病センターを開設する。
- 平成21年
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- 2月23日
- 公立阿伎留医療センター改革プランを策定する。
- 4月1日
- 回復期リハビリテーション病棟を開設する。
- 平成22年
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- 7月1日
- DPC(包括評価制度)の対象病院として指定を受ける。
- 8月22日
- 病院機能評価(Ver6.0)の認定(更新)を受ける。
- 平成23年
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- 7月1日
- 一般病棟入院基本料7対1を届出する。
- 11月1日
- 乳腺外科を標榜する。
- 平成24年
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- 3月28日
- 公立阿伎留医療センター改革プラン提言書を管理者に提出する。
- 平成25年
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- 8月1日
- 阿伎留病院企業団に組織変更する。
- 11月1日
- 病院情報システム(電子カルテ等)を更新する。
- 平成27年
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- 11月6日
- 病院機能評価(3rdG:Ver.1.1)一般病院2(200〜499床)(主たる機能)、緩和ケア病院(副機能)の認定を受ける。
- 平成28年
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- 7月1日
- 地域包括ケア病棟を開設する。