診療科案内 緩和ケア科

診療時間情報
外来診療受付時間

午前8:00〜午前11:30
月曜日〜金曜日(祝日を除く)
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緊急・救急の場合はこの限りではありません。
詳しくは救急外来をご参照ください。

休診日

土曜日・日曜日・祝日・年末年始
(12月29日〜1月3日)

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診療科のご案内

診療案内

さまざまな病気のなかでも、がんは痛みなどの身体のつらさを伴いやすく、それにより気持ちもつらくなり、日常生活の妨げとなることが多い疾患です。当科では、がんの治癒を目指す治療(抗がん剤、手術など)は行いませんが、がんに伴う様々な苦痛を和らげる専門的な治療を積極的に行い、患者さんやご家族と話し合いながら、できる限り穏やかに生活できるよう支援いたします。

診療科のご案内 緩和ケア科

当科の特徴

当科では、身体的な苦痛だけでなく精神的・悲嘆などの実存的な苦痛の専門家でもある精神科医が在籍しております。また複数の緩和ケア認定看護師も在籍しているほか、薬剤師・ソーシャルワーカー・理学療法士・栄養士・アロマセラピスト・ボランティアなど、多職種が協力連携することで、患者さんやご家族ができるだけ穏やかに生活ができるよう支援しています。当科では緩和ケア病棟、緩和ケアチーム、緩和ケア外来を有し、それぞれの形で患者さんやご家族をサポートさせていただきます。

外来担当表

主な対象疾患

緩和ケアはがんの患者さんに限らず必要とされるケアですが、当科では主にがんの方を対象にしています。

診療実績

診療実績

【最近の入院診療の実績】

項目 令和4年度 令和5年度 令和6年度
新入院患者数 173 145 124
1日平均患者数 10.7 11.4 9.7
平均在院日数 22.5 28.7 31.7

日本緩和医療学会認定研修施設について

当院は、特定非営利活動法人 日本緩和医療学会より、日本緩和医療学会認定研修施設の認定を取得しました(2024年4月1日付)。
日本緩和医療学会認定研修施設の認定証

病院機能評価認定について

当医療センターの緩和ケア病棟は、公益財団法人 日本医療機能評価機構の病院機能評価(3rdG:Ver.2.0)において、「一般病2(主たる機能)」のほか、「緩和ケア病院(副機能)においても、認定を取得しました(2021年2月)。
日本医療機能評価機構の病院機能評価(3rdG:Ver.2.0)認定証

診療体制

緩和ケア科部長
沖 陽輔
専門緩和ケア、山岳医療
  • 日本緩和医療学会元暫定指導医
  • (公社)東京都山岳連盟顧問ドクター
医師アイコン
中島 翔吾
専門精神科一般
  • 日本精神神経学会精神科専門医
  • 精神保健指定医
  • 緩和ケア研修会終了
精神科一般 中島 翔吾
余語 久則
専門麻酔科、緩和ケア
  • 麻酔科指導医・専門医
  • 緩和ケアの基本教育のための指導者研修終了
医師アイコン
非常勤
堀木 としみ
専門緩和ケア、小児麻酔
  • 日本緩和医療学会指導医・専門医
  • 小児麻酔学会認定医
非常勤
小西 亜佐子
専門緩和ケア、麻酔科
  • 日本専門医機構 麻酔科専門医
  • 日本ペインクリニック学会 ペインクリニック専門医
  • 日本緩和医療学会 緩和医療認定医
病棟師長
堀江 亜紀子
  • 緩和ケア認定看護師(2009年認定)
医師アイコン
外来師長
芦名 みどり
  • 緩和ケア認定看護師(2007年認定)
医師アイコン
主任
木﨑 とみ衣
  • 緩和ケア認定看護師(2019年認定)
医師アイコン
緩和ケア認定看護師
安武 敦子
  • 緩和ケア認定看護師(平成21年認定)
医師アイコン

緩和ケア病棟について

緩和ケア病棟ではがんに対する積極的な治療はしませんが、がんに伴う様々な辛さに対して治療・ケアをさせていただきます。一般病棟とは異なり、ご家族が24時間面会や付き添いができたり、眺めの良いお庭やボランティアのティーサービスなどがあり、一般病棟よりもリラックスして過ごすことができます。

緩和ケア病棟の入院対象となる方

緩和ケア病棟の対象となる方はがんの患者さんです。
原則として、手術・化学療法・放射線療法などのがんに対する積極的な治療の対象でない方(痛みに対する放射線治療は除きます)、痛みや苦しさなどの身体的辛さや精神的辛さがあり、苦痛を和らげる必要がある方、患者さんとご家族が病名、病状を理解されていて入院を希望される方になります。
*苦痛が和らぎ、体調が安定している患者さんは医師の判断により、退院又は転院していただくことがあります。

緩和ケア病棟の設備等

庭園、キッチン、ランドリー、多目的ホール、家族控室、特殊入浴室、浴室、面談室、食堂・デイルームなど

病室について(16室)

有料個室 8室
床頭台式テレビ(貴重品ボックス付)、冷蔵庫、椅子、独立型洗面台、トイレ・シャワーユニット、絵画
個室の種類 部屋数 料金
個室A 2室 1日につき 13,750円
個室B 1室 1日につき 10,450円
個室D 5室 1日につき 10,450円
一般個室 8室
床頭台式テレビ(貴重品ボックス付)、冷蔵庫、椅子、洗面台、トイレ、絵画

緩和ケア病棟の紹介動画

緩和ケア病棟の紹介動画となっております。ぜひご覧ください。

面会について

面会時間
24時間可能です。時間制限はありません。
人数
人数制限はありません。
ただし、一度に大人数(4人以上)になるようでしたら、順番に入室するようお願いします。
年齢
小学生以下の方の面会は院内で禁止されています。
ご希望がある場合には個別で対応しますので、ご相談ください。
夜間の付き添い
可能です。

スタッフ

医師、看護師、ソーシャルワーカー、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、アロマセラピスト、その他の医療スタッフとボランティアが、さまざまな面から患者さんの苦痛を和らげます。また、ご家族の困りごとにも対応いたします。

入院のご相談と手続き

緩和ケア病棟へ入院していただくためには、患者さんご本人とご家族に「緩和ケア」について、十分に理解していただくことが必要です。そのためにあらかじめ、緩和ケア面談を行い、患者さんご本人・あるいはご家族と詳しいお話をさせていただきます。 ご相談の日時をお電話にてご予約ください。

お問い合わせ

受付窓口 地域連携センター

  • 電話: 042-558-0321
  • FAX: 地域連携センターにお問い合わせください。
  • 受付時間: 午前9:00〜午後5:00
  • 面談前におかかりの医療機関から診療情報提供書と下記情報シートを地域連携センターにFAXをお願いします。
  • 緩和ケア面談当日には、保険証、診療情報提供書、検査データ、レントゲン写真等をご持参ください。
詳しい入院手続きについては、下記PDFファイルをご覧ください。

緩和ケアチームについて

一般病棟にご入院中のがん患者さん等の身体や心のつらさを、緩和ケアチームの医師・看護師・薬剤師が主治医や病棟看護師とともにサポートします。痛みなどの身体の辛さ、お薬の使い方、不安など心の辛さ、今後の過ごし方などのご相談をお受けします。ご希望の方は入院している病棟の看護師にお声掛けください。

緩和ケア外来について

緩和ケア面談を行った方を対象に緩和ケアの通院外来を行います。通院が可能で症状コントロールなどが必要な方はご利用ください。

ボランティア募集について

公立阿伎留医療センターでは、院内で活動するボランティアを募集しています。ご興味のある方はこちらをご覧ください。

よくある質問

緩和ケア病棟は一般病棟とはどう違うのでしょうか?

病気のなかでも、がんは、痛みなどの身体の苦痛を伴いやすく、それにより気持ちもつらくなり、日常生活の妨げとなることが多い疾患です。緩和ケア病棟では、がんに対する治療(抗がん剤、手術、放射線治療)は行いませんが、がんに伴う様々な苦痛を和らげる専門的なトレーニングを受けた医師・看護師が配置されており、患者さんやご家族と話し合いながら、できる限り穏やかに生活できるよう支援します。また、一般病棟と異なり、ご家族が24時間面会や付き添いができたり、眺めの良いお庭やボランティアのティーサービスなどがあり、一般病棟よりもリラックスして過ごすことができます。

緩和ケア病棟に入院する場合、入院までの手続きはどのようにしたらよいでしょうか。

はじめに地域連携センターの医療相談員(MSW)にご相談ください。お電話でご病状など必要事項をお伺いした上で、緩和ケア面談の日を決めさせていただきます。

緩和ケア面談では医療相談員(MSW)、緩和ケア医と看護師が現在の状況、お困りごと、ご希望などをお伺いしています。面談はご家族だけでも可能です。面談後に入院判定会議を行い、入院の適応を判断します。判定会議の結果は紹介元の医療機関にご報告します。入院の適応があった方は入院が必要になったときにご相談ください。入院日を調整してお返事いたします。

*緩和ケア面談では医療相談料として5,500円のご負担をお願いします。

緩和ケア面談を受けたら、必ず入院しなければいけないのですか。

緩和ケア病棟に入院するには必ず緩和ケア面談を受けていただく必要があります。しかし、面談を受けたからといって必ず入院しなければいけないわけではありません。患者さんの療養場所の選択肢のおひとつとして考えていただけたらと思います。療養される中で、患者さんとご家族が緩和ケア病棟の特性を理解した上で入院をご希望された場合にご利用ください。

緩和ケア病棟に入院するのはどのようなタイミングがいいのでしょうか。

 ご自宅などの現在の療養場所で、とり切れないお身体の辛さが出てきたときやご自宅での生活が困難になった場合、現在おかかりになっている医師や看護師に相談して、入院をご検討ください。その際、ご家族だけでなく、患者さんが入院することに同意されている必要があります。

 入院は平日の昼間のみとなっています。入院をご希望される場合は早めのご連絡をお願いします。緊急入院はお受けしていませんので、救急応対が必要な場合は、元のかかりつけの病院へご相談ください。

 一旦入院したらずっと入院しなければいけないということではなく、症状が落ち着いたらご自宅に退院することもできますし、外出や外泊もできます。またご家族の介護疲労などに対する一時入院(レスパイト入院)のご相談もお受けします。

*苦痛が和らぎ体調が安定している患者さんは医師の判断により、退院又は転院していただくことがあります。

飲食物の持ち込みや飲酒や喫煙は可能ですか。

飲食物に関しては、緩和ケア病棟内では原則として制限はありませんが、患者さんのご容態によっては、制限がある場合もあります。飲酒は医師の許可があれば可能です。喫煙に関しては、敷地内は全面禁煙となっており、喫煙はできません。

ペットの面会は可能ですか。

当センターではペットの面会は、衛生上の問題から病棟内ではなく、屋外のサンクンガーデンや駐車場などで面会して頂いております。