認定看護師

当センターでは、認定看護師資格取得のための協力支援体制があり、みんなのやる気を応援しています。
認定看護師資格取得後は活動範囲が拡大するため、他部門の職員との交流の機会も増え、楽しくアクティブに仕事ができます。

皮膚・排泄ケアには、ストーマケア、創傷ケア、失禁ケアの3分野があります。どの分野でもスキンケアが大切です。皮膚トラブルを減らし、より良い皮膚の状態を保てるよう心がけ、患者さん・ご家族と相談しながらより良いケアを提供できるように取り組んでいきたいと思います。

がん薬物療法において安全・安楽に治療が受けられるよう支援しています。患者さんがその人らしく過ごし、治療や生活・仕事を両立できるよう抗がん剤による副作用へのセルフケア支援を行っています。患者さんやご家族のニーズに対応しながら、安心して治療が継続できるよう多職種で協働しサポートしていきます。

がんと診断された時からがん患者さんやご家族の苦痛や不安に寄り添い、その人らしく過ごせるようにサポートしています。当センターには、緩和ケア病棟・緩和ケアチーム・がん患者サポート外来があり、それぞれの部門で痛みはもちろん、体や心の辛さ、生活の不自由さ、仕事や治療費の相談、ご家族の不安や悩みなど、様々な苦痛緩和に対するアプローチを実践しています。

感染管理認定看護師は、病院におけるすべての人を医療関連感染から守る対策を講じます。院内外では、感染症・微生物関連・消毒と滅菌・疫学調査・感染管理関係法規をガイドラインなどに関する最新の情報を提供し、相談された施設の実情に合わせた感染管理を提案します。

認知症の患者さんやケアに関わる方々をサポートします。認知機能低下がみられても安心して療養生活が送れるような環境づくり、コミュニケーションやケアの工夫を一緒に考えます。入院療養では不眠や気持ちが落ち着かない、新しい環境になじめないなど困りごとが生じることがあります。当センターには医師、薬剤師、精神保健福祉士や認定看護師で構成される認知症ケアチームがあり多職種で対応しております。

集中ケア認定看護師は、重症から回復期にある患者さんがいる、あらゆる場所で活動しています。患者さんを生活者として捉え、1日でも早く回復することを目標に、現場のスタッフと共に考え、実践可能な看護を提供します。さらに、知識や技術を伝達するだけでなく、『みえる看護』を、創意工夫をもって取り組んでいます。

患者さんの身体的、精神的、社会的、嗜好などの生活背景から心不全に至る要因を評価します。心不全の再発予防に向けたセルフケアの方法や多職種と協働し身体機能の回復促進に向けて支援しています。また疾病管理については患者さんとそのご家族と共に考え、その人らしい療養生活を支援します。そして、心不全の安定期、増悪期、終末期の各病期に応じた療養支援や治療の選択について、多様な価値観を理解しながら意思決定支援を行い、QOL向上を目指しています。

「救急看護」というと、救急外来で働く看護師をイメージする方が多いと思います。突然の病気や事故は精神的にも身体的にも負担が大きく、患者さんやご家族は「これまでの暮らしが一変するのでは」という社会的な不安を抱いています。救急看護認定看護師は、患者さんとご家族の「今」生きるを護り安心して治療に専念できるように、そして「これから」どのように生きていきたいのかという希望を叶えるために、早期から寄り添い「生きる」を支えています。この「生きる」を支える技術は、患者さんとご家族に関わるすべての看護師に必要です。そのため、救急外来だけでなく院内での急変対応研修や急変の前兆を捉え早期介入するために定期的に入院患者さんの経過を観察し、必要に応じて看護師へ指導を行っております。また病院外、大学などの教育機関、地域の医療職や住民の皆さんへ向けた研修を行っております。どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

食べることは、人が生きる上で欠かせない喜びの一つです。私たちは、成長の過程で、飲んだり食べたりする機能(摂食嚥下)を自然に身につけていきます。
しかし、病気や加齢などにより、摂食嚥下機能に障害が生じてしまう方もいらっしゃいます。摂食嚥下障害看護認定看護師は、そのような摂食嚥下に困難を抱える方やご家族と共に、医師、栄養士、薬剤師、リハビリテーション部門、医療ソーシャルワーカーなど多職種と連携し、「おいしく食べられる」方法を考え、提案することで、その人らしい生活を支えます。